TTmemorandumのブログ

卓球上達のためのヒントを提供します

「足」の蹴りが大切?

フォアハンドでボールに威力を与えるために、足の蹴りが大切という話を聞くことがあります。例えば、こことかここに書いてあります。

腑に落ちない点があるので、少し調べてみました。

足の蹴りとは

上で紹介したページには書かれていませんが、足の蹴りとは、(「脚」ではなく)「足」という言葉が使われていることから、足(くるぶしから先の部分)が底屈する動作によって床を蹴る動きを指していると思われます。

底屈は、以下の絵に示す動作です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/T/TTmemorandum/20210711/20210711185202.jpg

足首を伸ばす動きと言ってもよいでしょう。

一流選手の例

一流選手の写真を確認してみましょう。特に、強くスイングしていそうな写真を選びました。

ラケットハンドが右の選手は右足、左の選手は左足に注目してください。

馬龍

Embed from Getty Images

Embed from Getty Images

許昕

Embed from Getty Images

Embed from Getty Images

樊振東 Embed from Getty Images

Embed from Getty Images

水谷隼 Embed from Getty Images

伊藤美誠 Embed from Getty Images

Embed from Getty Images

石川佳純 Embed from Getty Images

フォアハンドに威力があるか、フォアハンドを多用する(していた)選手を選んでみましたが、インパクト前~後にかけて、足の底面と脛のなす角度は90度くらいのように見えます。*1

つまり、見た目では、上に書いた「足の蹴り」を積極的に使っているように見えません。

(たぶん次回に続く)

*1:スマホで見ると、肝心なところが文字表示で隠れてしまっている写真があります。パソコンで見れば見やすくなるでしょう