TTmemorandumのブログ

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MP関節を曲げて握る

前回

ttmemorandum.hatenablog.jp

は、MP関節を曲げてグリップを握ることを紹介しました。

実際はどうなっているか、一流選手が語っている内容を調べよう、、、と思いましたが、やめました。

というのは、以前、

ttmemorandum.hatenablog.jp

という記事のために、関連する調査をしたためです。

この記事は、卓球雑誌、Webページ等を調べて、日本or世界の(元)一流選手が自らの言葉でインパクト前後の手首・手・指の使い方について語っている内容を調査・紹介したものです。

この調査によると、指の一部分について言及していたのは、偉関晴光氏の

というコメントだけでした。

このため、文献・Webページ等を探しても、MP関節を曲げているか、曲げるように意識しているかはわからないと思ったわけです。

そこで、MP関節を曲げてラケットを握っているかどうかを、写真で見ることとしました。

対象はシェークハンドグリップの選手です。特に、小指のMP関節に注目しました。

日本の一流選手のグリップ

卓球レポートの2022年のアジア競技大会代表選手選考会の記事に、吉村真晴選手の写真がありました。以下に引用します。

https://www.butterfly.co.jp/takurepo/tournament/item/220410m-01.jpg

写真を拡大してグリップを見るとはっきりわかりますが、小指のMP関節が90°位屈曲し、PIP関節、DIP関節はあまり曲がっていないようです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/T/TTmemorandum/20220417/20220417102912.jpg

中指~小指の指先がグリップから浮いているのが特徴的です。スイング中にこのような握りをしている選手を初めて見ました。

もっとも、常に中指~小指のPIP関節、DIP関節を伸ばし気味に握っているわけではないようです。

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他の日本選手についても見てみましょう。

丹羽孝希選手も、小指のMP関節を90°近く曲げているようです。

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水谷隼(元)選手は、吉村選手、丹羽選手と比べるとMP関節の曲がり方が若干少ないかな?

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これに対し、張本智和選手は、あまりMP関節を曲げずに握っているように見えます。

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(次回に続く)