TTmemorandumのブログ

卓球上達のためのヒントを提供します

動画撮影の活用・事例紹介

以前の記事

ttmemorandum.hatenablog.jp

で紹介したとおり、一流選手の動画と自分の動画とを見比べて技術の改善を図っています。

動画撮影の活用事例の一つとして、最近気づいた自分のクセと改善の具体例を紹介します。説明はラケットハンドが右の選手を対象にしています。

1)フォアドライブ時に体重が右足に残っている。

筆者は、以前はフォアハンドでの攻撃を多用しており、フォアドライブ時に左足を打球方向に踏み込んで打球していました。

その後、バックハンドの使用頻度を増やし、前~中陣で平行足でプレーするようにしました。その影響か、思った以上に右足に体重が残ったままで打っていました。

動画の比較でこの点に気づき、フォアドライブで左足の前方への踏み込みを意識しました。すると、バック→フォアの切り換え後のドライブがスムーズになりました。

左足を少し踏み込むことで右足から左足への体重移動が促されたようです。その結果、上下軸回りの体の回転運動が引き出され、スムーズに&短時間でスイングできるようになったと思われます。

2)カット打ちで肩を中心に腕が大きく動いている。

肩を中心に腕が大きく動く結果として、ドライブ後の戻りが遅くなり、余裕がないカット打ちになっていました。

動画の比較でこれに気づいて、体幹部と腕とを一体にして右半身ごとボールにぶつけるイメージのスイングに変えました。すると、打球の威力を落とさずに少しコンパクトなスイングになり、戻りが早くなりました。

感覚ほどは見た目は変わらない

1)、2)どちらの場合も、修正後の自分の動画を見ると、動作のバランスが良くなっていました。

その反面、感覚ほどは見た目は変わっていないと感じます。

例えば、1)では左足を少し踏み込むことを意識しました。しかし、修正後の動画を見ると、踏み込んでいるとは言いがたいです。

動きを変える時には大げさに変えてちょうどよいという話を聞いたことがありますが、それを実感できました。

AIスマートコーチ

最後に、動画撮影を活用したサービスを紹介します。

2022年3月31日に公開されたAIスマートコーチというサービスです。

news.mynavi.jp

ソフトバンク筑波大学が連携して、野球、バスケットボール、ダンス、サッカーの4種目についてサービスを提供しています。

本家本元のWebページによると、AIスマートコーチは、

「動画で学ぶ、比較する、振り返る」を通してスポーツのスキル向上をサポートします

とのことです。

このサービスの「比較モード」では、お手本動画と撮影した動画とを上下に並べて比較し、違いを視覚的に把握できます。動画で比較するのは、筆者の最近の取り組みとまさに同じです。

練習メニュー動画の追加予定に卓球も含まれており、メインターゲットは小学生~高校生とのことです。どのようなものか見てみたいです。