前陣でのバックハンドを強化しようと思い、youtubeで情報を集めていたところ、張一博さん(現琉球アスティーダ監督)がコーチをしている動画を発見しました。
見ていると、7分40秒ころに、「前陣で打つ時に、前に振るより上に振る方が...オーバーしない」と言っているのです。
実際にお手本を見せると、頂点前の打球点を捉え、生徒役の人より明らかに上方向に振っていて、しっかりと打球が台に収まっています。*1
ここまでは、そういうものかという感じだったのですが、、、
さらに見ていくと、9分52秒ころに、「大体はこのフォームでバック対バックもできるし、(相手が)ドライブしてきてカウンターも、伸ばして返しても同じフォームである程度できるんですね。打球点ちゃんととらえれば。」と言っているのです。
対ドライブでそれはないだろうと思いませんか?ただでさえ、ドライブ回転の球はラケットに当たったら上に飛んでいくのに、さらにラケットを上に振ったらオーバーミスするでしょう。普通。
やってみた
半信半疑ながら、後日の練習で試してみました。いきなりバックハンドを振るのは難しそうなので、バックブロックで試すこととしました。具体的には、相手の3球目ドライブに対するバックブロックを、下から上に軽く、少し振って、早い打球点を捉えるようにしました。
すると、確かにオーバーしないのです。ブロックは安定して台の中に収まります。
他の効果
相手は5球目をラケットの角に当てることを繰り返します。どうやら、ブロックが伸びるようです。こちらには、回転をかけようとする意識も、回転がかかったという手ごたえも、まったくないのに。
さらに、相手にドライブで自分のバックサイドを攻められたときの対応が簡単になりました。多少動かされても、(動きながら)下から上への振りの中で打球することで、腕が力むこともなく、ブロックが安定して台の中に収まります。しかも打球が伸びるので、相手に連続攻撃されることが減りました。
なぜだろう?
なぜこの打ち方で入るのでしょうか。
一つ考えられるのは、スイングが下から上で、後から前の方向に力を加えていないから、打球が前に飛ばずに台の中に収まるということです。
ただ、上方向に振るためにラケット面も従来より上向きになっているので、上向きのラケット角度+上向きのスイング+早い打球点*2の効果で、打球はかなり上に飛んで台をオーバーしそうな気がします。
それが、台の中にちゃんと収まる。理由がわかりません。。。