以前、
や
の記事で、コンパクトなバックハンドの打ち方について考えてきました。
これより前に、
について考えてみたり、この後に
について調べたりしているのですが、考えにあまり進展がありませんでした。
ここで、一つヒントになるかもしれないことに気づいたので、忘備録代わりに書き記しておきます。
慣性モーメント再び
ヒントになるかもしれないこととは、
で紹介した、スイングの回転軸周りの慣性モーメントの話です。
フリーハンドを体幹部に引き付けることにより、スイングの回転軸周りの慣性モーメントが小さくなります。同じ力が加えられた場合、慣性モーメントが小さいと、大きいときより回転しやすくなり、身体はより速く回転します。
これは、フィギュアスケートのスピンで腕を水平に伸ばすと回転速度(角速度)が遅くなり、腕を縮めると回転速度が速くなることと同じ原理です。
(上の画像の掲載元はTDKさんのWebページです。)
これをコンパクトなバックハンドのラケットハンドに適用し、フォワードスイングの後半からインパクトにかけて回転の中心軸*1からラケットまでの距離を短くできれば、回転半径が小さく、回転速度が速いスイングのバックハンドが打てるのではと考えました。
前途多難
しかし、この回転軸はどこだろうとか、どうやってスイングの回転半径を小さくするのだろうとか、わからないことは多々あります。
また、回転半径が小さくなったり回転速度が速くなったりすると、打球タイミングの少しのずれで打球方向が大きく変わるので、その技術は使い物にならないのではという懸念もあります。
さて、この切り口から有効な知見を得られるでしょうか。
*1:運動を併進運動+回転運動と考えたときの、回転運動の中心軸です。