TTmemorandumのブログ

卓球上達のためのヒントを提供します

2020-01-01から1年間の記事一覧

インパクトでグリップを「ぎゅっ」と握るか?(1)

打球の威力を増すためにインパクトでグリップを「ぎゅっ」と握るということが書かれている卓球関係のWebページを、ちらほら見かけます。 これに関連する記事を書こうとしていたのですが、その前に、インパクトでグリップを「ぎゅっ」と握るという意識が上級…

「卓球王 水谷隼 終わりなき戦略」を読んでみた

見出しのとおり、この本を読んでみました。2020年9月10日発行の初版です。 まずは、前作(負ける人は無駄な練習をする)、前々作(卓球王 水谷隼の勝利の法則)に続き、現役のトップ選手が自らの考え方をオープンにしてくれたことに感謝です。本人曰く、「考…

「異質(ラバー)」の意味(3)

異質ラバーの「異質」には、 (定義1)裏ソフトラバーと異なる性質 (定義2)反対側の面のラバーと異なる性質 の2種類の定義があるので、最近の使い方を調べてみようという話の続きです。 VICTAS www.victas.com (異質型について)...シェークハンドグリ…

「異質(ラバー)」の意味(2)

3回前の記事 ttmemorandum.hatenablog.jp で、 つまり、異質ラバーの「異質」の意味合いが、・裏ソフトラバーと異なる性質(定義1)・反対側の面のラバーと異なる性質(定義2)のように異なるわけです。 という話をしました。 松下浩二さん(現VICTAS社長…

チキータと小指(2)

前回ttmemorandum.hatenablog.jp の続きです。 超一流選手の写真 超一流のチキータの使い手に絞って、チキータのバックスイング時の写真を見て、小指の状態を確認しました。 張継科(Zhang Jike) チキータと言えば張継科選手(元選手?)ですが、多くの写真…

チキータと小指

相変わらずチキータの感覚がつかめないのですが、練習していてわかってきたのは、小指でグリップを握っているとバックスイングをしっかりとれないことです。 そこで、ブレードを親指と人差し指とで軽く挟み、小指の力を抜いてバックスイングをとっているので…

「異質ラバー」の意味

今回は小ネタです。 異質ラバーとは? 先日、卓球ジャパンを見ていたところ、異質ラバーという言葉を使っていました。 その使い方が、 裏ソフト以外の表ソフト、粒高、アンチラバーなどの総称。裏ソフトが主流であるため、それ以外を異質と呼ぶ。 というもの…

フォアフリック(2)

(1)からの続きです。 フォワードスイング 前回説明した腕の形(ラケットハンドの前腕を回内し、肘の凸部が下を向き、手を甲側に軽く折る)で、前腕を回内したまま、フォアフリックのインパクトを想定して腕全体を小さく軽く振ります。と、甲側に折った手…

フォアフリック(1)

チキータがうまくできないから(前回の記事のまとめを参照)というわけではないですが、今回はフォアフリックの話です。「背中を広く」の話と同様に、こちらもほぼ現在進行形の話です。 ここに至るまでの経緯に興味がある方は、最後の注 *1 を読んでください…

背中を広く(3)

バックドライブで背中を広く使う打法を始めてから数回卓球をする機会がありました。下回転、ナックルショート、ブロック、ドライブへの対応については、当初想定していた以上の効果を感じています。 そこで、自分が感じた効果と、その理由として考えられるこ…

背中を広く(2)

「背中を広く」に関連して、バックハンド/バックドライブに定評のある選手のフォームを見てみます。 体の使い方を確かめるのは難しいので、前~中陣でのバックハンドのバックスイング時の姿勢を確認することとします。参考になりそうな写真を以下に示します…

背中を広く

前回、チキータに関して「前腕の回外/回内以外のところに意識を合わせた方がよいパフォーマンスに繋がりそうな感触を得ています」と書いた内容が、今回のテーマです。 背中を広くとは? 広背筋を鍛えて逆三角形の広い背中を作りましょう...ということではあ…

チキータのバックスイング:回内?回外??(6)

チキータのバックスイング時に前腕が回内されるか回外されるかについて、信頼できる情報を調べる件の続きです。 バイオメカニクス関連の学会等 バイオメカニクスとは、元中京大学スポーツ科学部の湯浅景元先生によると、「“力”と“動き”の特徴を明らかにする…

チキータのバックスイング:回内?回外??(5)

前回の続きで、チキータに関する学会発表をJ-STAGEで調べようという話です。 J-STAGEでの調査 J-STAGEには、日本体育学会に限らず、国内の1,500を超える発行機関が発行する3,000誌以上の刊行物が公開されているとのこと。 まずは、詳細検索で、全文に対して…

チキータのバックスイング:回内?回外??(4)

チキータのバックスイング時に前腕が回内されるか回外されるかについて、信頼できる情報を調べる件の続きです。 前回の記事以降に考えたこと 前回までで、インターネット+文字情報ベースの調査は一通りやったつもりになっていました。そこで、一区切りをつ…

チキータのバックスイング:回内?回外??(3)

今回も、チキータのバックスイングで前腕を回内するのか回外するのかについて、信頼できる記事を探していきます。 VICTAS VICTASさんには技術動画が多数ありますが、今回は、動画内の情報は追いかけず、テキストになっている情報に絞って探します。 【技術動…

チキータのバックスイング:回内?回外??(2)

前回の続きで、チキータのバックスイングで前腕を回内するのか回外するのかについて、信頼できる記事を探していきます。 卓球王国 googleでドメインworld-tt.comを指定して検索しましたが、チキータに関する技術解説(文字情報)を見つけられませんでした。…

チキータのバックスイング:回内?回外??(1)

最近、チキータの情報収集を始めました。レシーブから上回転のラリーにするためにはチキータをマスターするのがよかろうと考えたためです。 ところが、バックスイングの取り方がわかりません。具体的には、バックスイングで前腕を回内するのか回外するのかが…

長所と短所

今回は、卓球における戦い方を書いていたときに気づいた小ネタです。 参考文献 記事を書くにあたって、水谷選手の「水谷隼の勝利の法則」、高島規郎さんの「卓球戦術ノート」、河野満さんの「写真でみる世界制覇への技術と戦術」などに目を通しました。 これ…

卓球における戦い方(20)まとめ

卓球における戦い方のシリーズが長くなってきたので、一旦まとめます。 1~19回目の内容のうち、7回目(試合運び-立ち上がり)以降の内容を中心に、ツリー状に表しました。 卓球の戦い方(まとめ) 各記事の内容を「1ゲーム目」、「ゲーム間」、「2ゲ…

卓球における戦い方(19)学習されても押し切る

ここまで、学習シリーズとして 1. (相手に)学習させない 2. (相手に)学習させて逆を突く について記載してきました。 今回は残りの 3. (相手に)学習されても押し切る について記載します。 学習されても押し切る、とは? 読んで字のごとく、です。自分…

卓球における戦い方(18)「逆」の突き方

今回は、「学習させて逆を突く」の続きで、「逆」の突き方についてです。 なお、「逆を突く」という言葉は、相手の待ちを外す、不意を突く等の意味で使っています。このため、「逆を突く」には、カットに変えてドライブを使うようなものだけでなく、回転量を…

卓球における戦い方(17)学習させて逆を突く

前回は、学習させないことについて記載しました。 今回は、学習させて逆を突く、です。*1 学習させて逆を突く 試合が進むにつれてラリーが続くようになることが多いですが、これは、自分も相手もお互いの球質、配球パターン等を学習し、うまく対応できるよう…

卓球における戦い方(16)学習させない

今回は「学習させない」ことについて記載します。 学習とは? ここでは、相手の球を受けることにより、相手の球質、配球のくせ、長所短所などを見抜くことを学習といいます。 例えば、相手の下回転サーブをネットミスしたときに、「この相手がこのスイングを…

卓球における戦い方(15)どのようにラリーを積み重ねるか

ここまで、ゲームの進行に応じて自分がどのように対応するかを記載してきました。 この後は、基本的には、 自分が有利になれば、戦い方を変えずに押し切る。 自分が不利になれば、戦い方を変える。 でよいと思います。*1 どのようにラリーを積み重ねるか こ…

卓球における戦い方(14)得点パターンを探す

得点パターンが見つかっていないときにどうするかの続きです。 2. 得点パターンを探す 失点を減らすことで全体が好転することもありますが*1、より積極的に得点できるパターンを見つけられれば、以後の展開が楽になります。そのパターンを見つける方法の例を…

卓球における戦い方(13)得点パターンがないときにどうするか

前回は得点/失点パターンに着目して、それらをどう扱うかについて記載しました。 ttmemorandum.hatenablog.jp しかし、実際の試合の場面では、1ゲーム終了後にも得点パターンが見つかっていないこともあります。さてどうしましょうか。 次の2つを考え、実…

卓球における戦い方(12)2ゲーム目以降の戦い方(得点/失点パターンの扱い方)

前回は、自分が優勢か劣勢かに着目して戦い方の大枠を示しました。 今回は、自分の得点/失点パターンの扱い方に着目して戦い方を示します*1。 得点パターンの活用 得点パターンがあるなら、そのパターンを活用して得点をより増やすことを考えます。以下の例…

卓球における戦い方(11)2ゲーム目以降の戦い方(優勢のとき/劣勢のとき)

前回、ゲームのインターバル*1の使い方について記載しました。 ttmemorandum.hatenablog.jp 今回は、2ゲーム目以降の戦い方について記載します。 まずは基本的な考え方です。 優勢のときは戦い方を変えない 優勢のとき=相手より多く得点しているとき、とし…

卓球における戦い方(10)ゲーム間のインターバルの使い方

ゲーム終了から次のゲームまでのインターバルには、以下の2つを行います。 得点パターン、失点パターンを確認する まずは、自分の得点パターンと失点パターンとを明らかにします。 特に、「だれがだれに何をしているのか」を明らかにします。 ttmemorandum.…