卓球における戦い方(13)得点パターンがないときにどうするか
前回は得点/失点パターンに着目して、それらをどう扱うかについて記載しました。 ttmemorandum.hatenablog.jp
しかし、実際の試合の場面では、1ゲーム終了後にも得点パターンが見つかっていないこともあります。さてどうしましょうか。
次の2つを考え、実行する価値があると思います。*1
- 失点を減らす
- 得点パターンを探す
1. 失点を減らす
得点パターンが見つかっていないなら、失点を減らすことを考えます。
失点パターンへの対処は、失点パターンを避ける、失点パターンを待ち受けるに大別できます。
失点パターンを避ける例
- 粒高の相手の変化球に対して失点しているなら、ナックル系の球を送り、変化を封じる。
- 相手のピッチの速さについていけずに失点しているなら、緩い球を送り、ラリーのテンポを遅くする。
- 相手のカウンター攻撃で失点しているなら、下回転の球を送り、相手に持ち上げさせる。
失点パターンを待ち受ける例
最善手は、
- 待ち受けて攻撃を仕掛ける。
です。
しかし、特に技術的な問題で攻撃を仕掛けられないことや、攻撃を仕掛けてミスを多発したことが失点パターンのこともあります。それらのときには、相手の打球機会を増やすことにより、相手の失点の機会を増やし、自分の失点を減らすことを考えます。例えば、次のことを行います。
- 相手のショートサーブの変化がわからずに失点しているなら、判断が外れたときにレシーブが浮くことを覚悟の上で、切ったツッツキで台の中央を狙う。*2
- 自分のアンフォーストエラー(unforced error)で失点しているなら、自分の打球のパワーを少し減らしてでも、確実に打球を相手のコートに入れる。
いずれの場合も、次は相手の攻撃に備えます。
2. 得点パターンを探す
これは次回以降に説明します。