TTmemorandumのブログ

卓球上達のためのヒントを提供します

卓球における戦い方(14)得点パターンを探す

得点パターンが見つかっていないときにどうするかの続きです。

2. 得点パターンを探す

失点を減らすことで全体が好転することもありますが*1、より積極的に得点できるパターンを見つけられれば、以後の展開が楽になります。そのパターンを見つける方法の例を挙げます。

試していないパターンを試す

これは、7回目の「パターン1が有効でないとき」の延長線上の話で、まだ試していないパターンがあるなら試してみようというものです。

ttmemorandum.hatenablog.jp

特に、まだ使っていないサーブからの展開を試す価値はあると思います。*2

相手の弱点と思われる点を突く

もし相手の弱点と思われる点を見つけているなら、そこを突くことが得点パターンになる可能性は十分あります。弱点と思われる点は、相手の技術的な癖(ラケットの面の出し方やスイングの癖)、相手がミスした時の様子などから見つけます。

  • 例えば、ラケット面が上を向いた状態から下を向いた状態に大きく切り替えてフォアハンドを打つ相手は、急にフォアにドライブが来た時にオーバーミスすることが多いと予想されますので、台の近くに相手がいるときに相手のフォアにドライブを打ってみます。

相手固有の弱点が見つかっていない場合、相手の戦型や用具に固有の弱点を突いていきます。

  • 例えば、自分がドライブ型で、表ソフトの速攻型が相手のときに、緩急のドライブを混ぜて攻めます。速攻型は緩急をつけられて攻撃されると打球タイミングが狂い、タイミングの狂いがミスに直結しやすいので。そうしながら、相手が崩れてくるか(=自分の得点パターンになるか)どうか、様子を見ます。

*1:1か月間練習できないまま試合に出たところ、自分のサーブが少し浮いて相手にレシーブから攻め込まれ、2セットを立て続けに落としたことがありました。そこで、回転量と変化は捨てて、低く台上で2バウンドするだけの下回転サーブに切り替え、相手にレシーブから攻め込まれる失点パターンを断ち切って逆転勝ちしたことを思い出しました。

*2:完膚なきまでに叩きのめされた左利きの相手とその1か月後に再戦したときに、事前に考えた展開がすべてうまく行かずに1セット目を落としました。仕方なく、左利きに効かないと思い使っていなかった、自分(右利き)のバックサイドから相手のバック前への横回転系のバックサーブを使ったところ、これが非常に効いて3-1で逆転勝ちしたことがあります。