TTmemorandumのブログ

卓球上達のためのヒントを提供します

2020-01-01から1年間の記事一覧

卓球における戦い方(9)1ゲーム目終盤の戦い方

試合をより有利に進めるため、1ゲーム目は是が非でも取りたいものです。 1ゲーム目の終盤においては、 自分が相手より点を取っている 競り合っている 相手が自分より点を取っている のいずれかによって対応を変えます。サーブ番、レシーブ番別に場合分けす…

卓球における戦い方(8)試合運び-サーブ番とレシーブ番を分けて考える

試合の状況を把握するときに気を付けることは、サーブ番とレシーブ番とを分けて把握することです。 意外と多いのが、サーブ番でうまく点を取っているのに、レシーブ番で連続失点すると、次のサーブの組み立てをそれまでと変えてしまうことです*1。これは、往…

卓球における戦い方(7)試合運び-立ち上がり

それでは、試合の開始~終了まで、時系列に沿って代表的な試合の進め方を記載します。 試合の立ち上がり 試合の立ち上がりでは、予め決めたパターン(以下、パターン1)を試し、そのパターンが有効かどうかを判断します。 パターン1は、自分の長所を生かし…

卓球における戦い方(6)異なるラリーにおけるパターンの組み合わせ(試合運び)

3つ目は、異なるラリー間で打球orパターンを組み合わせて点を取りに行く戦い方です。 (以下、「打球orパターン」をまとめて「パターン」と記載します) これは、駆け引き、試合運びに対応すると思いますので、今後は、異なるラリーにおけるパターンの組み…

卓球における戦い方(5)ラリー内の打球の組み合わせ(=パターン)で点を取る

卓球における戦い方というと、これ(ラリー内での打球の組み合わせ)のことを思い浮かべる方が多いことでしょう。 例えば、相手が、 裏面を使わないペンドラなら、バックハンドの威力・安定性がフォアハンドより落ちることが多いので、相手のフォア側を突い…

卓球における戦い方(4)1つの打球で点を取る(その2)

相手の弱点を突く戦い方の他に、自分の得意な技術を使う戦い方があります。 これも説明するまでもないでしょう。先日の全日本選手権で、打点の早いバックハンドを普段より使わなかった(使えなかった?)張本選手が宇田選手に競り負けたのを見て、レベルの高…

卓球における戦い方(3)1つの打球で点を取る

1つの打球で点を取るとは、1つの打球に特定の性質を与えて点を取りに行く戦い方で、バック前の横回転の処理が苦手な相手に対して、バック前に横回転サーブを出して点を取るという例を、前回説明しました。 説明するまでもありませんが、これは相手の弱点を…

卓球における戦い方(2)打球に着目した戦い方の分類

前回、戦い方を構成する要素のうち、打球の性質を決める5つの要素を列挙しました(打点、回転、球速、落点、高さ)。 卓球は、打った球によって点をとるスポーツですので、卓球における戦い方は、打球とその組み合わせによって表現することができます。 こ…

卓球における戦い方(1)戦い方を構成する要素

これから数回にわたって、卓球における試合の戦い方について記載します。 以後の記載は、基本的に1つの試合に注目したものです*1。 今回は、戦い方について記載する前に、戦い方を構成する要素を整理します。 打球に直結すること、しないこと まず、戦い方…