3つ目は、異なるラリー間で打球orパターンを組み合わせて点を取りに行く戦い方です。
(以下、「打球orパターン」をまとめて「パターン」と記載します)
これは、駆け引き、試合運びに対応すると思いますので、今後は、異なるラリーにおけるパターンの組み合わせ方のことを試合運びと呼ぶことがあります。
どのパターンを中心にして戦うか
試合前に相手を偵察するなどして相手の情報を持っている場合、試合開始前にまず考えるのは、どのパターンを中心にして戦うかでしょう。考え方は2つに大別できます。
- 自分の長所を使う
- 相手の短所を突く
最も優先するのは、自分の長所を相手の短所にぶつけることです。つまり、1、2の両方を満たすパターンを中心にして戦い始めます。
自分の長所を相手の短所にぶつけられないときにどうする?
しかし、このパターンが見つからない場合があります。
例えば、自分も相手も上回転系のサーブから上回転のラリーが得意で、下回転に対する攻撃が苦手という場合、自分の長所(上回転系のサーブ・ラリー)で相手の短所(下回転に対する攻撃)を突くことはできません。
このときは、まず自分の長所を生かすことを考えます。自分の長所で相手の強くなさそうなところを突いて、展開を有利にすることを狙います。