TTmemorandumのブログ

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対戦相手を偵察するときの留意点 (2)

前々回、「対戦相手を偵察するときの留意点」として、

・自分が得意な技術

・自分が(偵察対象の選手の戦型に対して)良く使う技術

に対して、偵察対象の選手がどのように対応するかを把握することを記載しました。

ttmemorandum.hatenablog.jp

 

他の留意点として、相手は何ができて何ができないかを把握することがあります。

普段の練習仲間との試合であれば、これらは何となくでもわかっているため、偵察しなくても試合開始から適切な手を打てるでしょう。ただ、初対面に近い相手は、何ができて何ができないかわかりません。そこで、試合の出足から先手をとる、予想外の対応をされて後手に回らないようにする等のために、事前に偵察しておきます。

 

その際、まず、人による違いが大きく、得失点に直結しやすいサーブ及びレシーブに注目します。どちらも、

  • コース(どこからどこに打つか)
  • フォアハンドで打つかバックハンドで打つか
  • 回転(上、下、横、斜め、ナックル)

を確認します。

レシーブについては、さらに、

  • 強打があるか否か
  • 強打がある場合はどこからどこに打つか

も確認します*1

 

さらに、偵察対象の

  • よく使うパターン(≒くせ。普通は「できる」こと)
  • 得点パターン(≒できて得意なこと)、失点パターン(≒できないこと、できるけど不得意なこと)

を、特に1~4球目に注目して把握します*2

 

これらを確認して、事前に備えることで、スタートダッシュに成功することでしょう。 

*1:ここまでに挙げた内容は、「できる」か「できない」かではなく「した」か「しなかった」かです。「した」ことで「できた」ことは、「できる」ことと考え、「した」ことで「できなかった」ことは、「できない」ことと考えます。また、一試合を通して「しなかった」ことは、「できない」ことと考えます。

*2:偵察対象がカットマンの場合、ラリーになってから(5球目以降)の情報をより集めるべきですが、ここでは割愛します。