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フォアサーブの出し方のポイント(0)概要

卓球界でサービスの名手として皆さんが思い浮かべるのは、今では水谷選手、吉村選手、台湾の林昀儒選手などと思いますが、私が真っ先に思い浮かべるのは、スウェーデンのワルドナー選手です。

 

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ワルドナー選手のフォアサーブの特徴は、打球までのモーションが小さく、フェイクモーションが多彩で、同じようなモーションで回転の変化が大きい点です。

私が現役選手のときに、どうやったらこんなサーブを出せるのだろうと試行錯誤した(そして全然ものにならなかった)のですが、最近、このようなサーブを出すためのポイントが少し見えてきたので、その内容をご紹介します。

なお、説明の中で力学的な用語が出てきますが、あくまでサーブを出す際の感覚を伝えるために力学的な用語を使っているだけであり、力学的な正確さを保証しないことを、予めお断りしておきます。

 

ポイントは3つです。

  1. 運動エネルギーの移し替え(重い胴体から軽いラケットへ)。
  2. インパクト前後の脱力*1
  3. ラケット内部を中心とした回転運動。

次回以降、それぞれについて説明します。

*1:公開当初は、「インパクト前後の肘、手首の脱力」と書いていましたが、脱力する箇所はこの2か所にとどまらないため、「インパクト前後の脱力」と変更しました。