バックサーブ
バックサーブを強化しようと思って情報を集めています。
今回は、一流選手の中でバックサーブを多用するオフチャロフ選手、佐藤瞳選手、英田理志選手の動画を見て気づいたことを紹介します。なお、特に断りがない限り、以下の説明は、右打ち*1の選手を対象としています。
サーブを出す前のスタンス
オフチャロフ選手は足を前後(台のエンドラインに直交する方向)に揃え、
佐藤瞳選手は足を斜め方向に揃え、
英田理志選手は足を左右(台のエンドラインに平行な方向)に揃えています。(写真は卓球王国のこのページのもの)
体重移動
一般に、バックサーブのときには右足にかけた体重を左足に移動させると言われています。後で詳しく紹介するように、3選手ともそのような動きをしています。
左足の離地/接地のタイミング
もう少し細かく見てみましょう。具体的には、左足が離地/接地するタイミングに注目します。
オフチャロフ選手
佐藤瞳選手
英田理志選手
特に英田選手は、スイングの最後まで右足がしっかりと接地していて、スイング後に右足を引き3球目に備えているように見えます。
一覧表
上の内容を表形式で整理しました。
選手名 | スタンス | 左足を離地させる時点 | 左足を接地させる時点 |
---|---|---|---|
オフチャロフ選手 | 前後型 | バックスイング完了直前 | インパクト~インパクト直後 |
佐藤選手 | 斜め型 | フォワードスイング開始時 | インパクト直後(打球が自領エンドライン付近にあるとき) |
英田選手 | 左右型 | インパクト直前 | 打球が自領エンドラインを越えてから |
まとめ(仮)
スタンスは三者三様です。
また、右足から左足に体重移動をする点は3選手に共通しますが、左足を上げるタイミングと下ろすタイミングは選手によってかなり異なります。
特に左足の上げ下げのタイミングについては、選手の個性なのか、サーブの球種・コースによって変わるのか、などなど、わからないことが多々あります。
バックサーブは奥が深そうです。
*1:テレ東のWTT 女子ファイナルズ2023名古屋の放送でこの表現を使っていたので取り入れました。