ラケット購入時のチェックポイント@卓球用品店
先日新しいラケットを買ったことを契機に、卓球用品店でラケットを買うときにチェックしているポイントをまとめました。
ここでは、すでにラケットを使っている人が、買い替えの明確な目的(より弾むラケットが欲しい、等)をもち、ある程度候補を絞って実店舗に買いに行く場面を想定しています。
なお、事前にカタログ等で十分な検討が可能な内容、例えば、
- ラケットの材質(木材のみか特殊素材入りか、等)
- 板の枚数
- 板厚
- グリップの種類(ペンかシェークか、シェークならフレアかストレートか、等)
等に関しては、チェックポイントに含めていません。
1. 重量
ラケットの重量を秤で測り、目的の重量のものを選びます。筆者の場合は、目的の重量±1gのものを選んでいます。
普通の卓球用品店であれば、たいてい秤をおいていますので、それを使って測ります。
ただし秤によって±1g程度の違いが出ることがあるので、より正確に測りたいなら、普段使っている秤を持参するのも一案です。*1
2. 重量のバランス
先端重心か手元重心か。これがスイングに大きく影響しますので、忘れずにチェックします。
お店でラケットを持った感じで確かめられる人もいるかもしれませんが、ラバーを貼っていないラケットの重量バランスを適切に把握している人は少ないことでしょう。
そこで、このブログの初回の記事 ttmemorandum.hatenablog.jp で紹介した方法等でバランスを数値化し、目標の数値を把握し、お店で確認することが好ましいです。
3. 弾み
ラケット上でボールを弾ませて、目と音で判断します。
高い音のラケットは、一般に打球感が硬く、弾み、回転をかけにくいです。
自分が使っているラケットをラバーを剥がした状態で持ち込んで、ボールを弾ませて、購入候補の弾みと比べるとよいです。持っていないときは、自分が使っているラケットと同じ製品をお店で使わせていただいて、購入候補と比較すると、適切に判断しやすいです。
4. グリップの感触
グリップの縦、横、長さの数値は、メーカーのカタログに載っていることが多いです。但し、角ばっているか丸みを帯びているかなど、カタログの数値だけではわからない部分が多いので、実際に握って確認します。
特に、
- 太すぎたり細すぎたりしないか
- 角が角ばっている度合いが許容範囲か
- フレア、アナトミックならグリップのカーブの位置、度合いが手にフィットするか
- グリップレンズがある場合、指に当たって気にならないか
等を確認します。
手のむくみ具合で感触が変わるので、ある程度体を動かした後で確かめるとよいです。特に寒い時期に手が冷たいまま確かめると、試合中の体が温まっている状態と感覚が違うので、注意が必要です。
5. スイートスポットの広さ
あえてラケットのいろいろなところでボール突きをして、音、弾みの違いを確かめます。*2
おわりに
事前準備として、お店に行く前に、 購入対象のラケットの重量、重量バランスを決めておくことが必要です。また、自分が普段使っているラケットをお店に持参することが好ましいです。
ラケットを握ったり、ボールを弾ませたりする前に、念のため、お店の人の許可を得ることをお勧めします。
皆様のラケット購入時の参考になれば幸いです。