前回
の続きです。
選手の実例を見てみましょう。
まず、以前紹介した宋旭(元)選手のバックフリックの動画です。
この動画の0:12からの打法を見ると、一旦画面右側に突き出した左肘を画面左側に動かし、それと同時にラケットが画面右側に動いていることがよくわかります。
前回紹介した、
の鉛筆の動き
とよく似ています。
つぎに、木原選手の例です。
リンク先の動画の0:08からを見ると、バックスイングで右側(木原選手から見て)に張り出した右ひじが、フォワードスイング時には左側に引き寄せられています。
体の動かし方
ここまで、肘を引くと、肘とラケットとの間の重心を中心として前腕が回転し、ラケットが前に出るということを述べてきました。
しかし、ボールがない状態で肘、前腕、ラケットを体の前に出し、そこから肘を引いたときに、肘と同じ方向に前腕とラケットが動く人はいませんか?
このときは、腕の力を抜いて、手と肘との間に支点があるイメージで肘を引くと、うまくラケットを動かせるようです。お試しください。