前回 ttmemorandum.hatenablog.jp の続きです。 これを卓球のバックハンドのミート打ちに応用して、手首を立て気味にして前腕を(少し)回外させながら打球したらどうなるのだろうと思いました。 バック面が表ソフトのシェークハンドラケットを使い、自分で…
前回 ttmemorandum.hatenablog.jp の続きです。 回外とは そういえば、前腕の回外とは何かという話を飛ばしていました。 以前の記事で紹介したWebページを再掲します。 前腕の回内・回外 | 病気がみえるvol.11 運動器・整形外科 肩 、 肘 、 手首 の動き 回…
バックハンドのミート打ちについて情報を集めている件 ttmemorandum.hatenablog.jp の続きです。 集めた情報の紹介 いくつか紹介します。 若宮三紗子さん 若宮三紗子|バック表の技術 軽打|Misako Wakamiya Basic Skill #6 by VICTAS JOURNAL VIDEO - YouTu…
卓球のバックハンドを上から見るシリーズの続きです。 前回はこちら。 ttmemorandum.hatenablog.jp 張本選手についても、連続写真風の絵で見てみましょう。 これらを見ると、前々回の記事 ttmemorandum.hatenablog.jp に書いた、 張本選手も、肘の動きの始点…
前回 ttmemorandum.hatenablog.jp の続きです。 前々回の記事で、伊藤選手のバックハンドの特徴の一つは、肘が前後に動くことであることを示しました。 もう一つの特徴を示す前に、連続写真風の絵を見てみましょう。 (伊藤選手) 前回参照したソルヤ選手に…
前回 ttmemorandum.hatenablog.jp の続きです。前回は以下の話をしました。 特に、杜凱琹選手の肘の動きの始点が体幹部の斜め前にあるのに対し、伊藤選手の肘の動きの始点は、体幹部の横にあるように見えます。 伊藤選手のバックハンドには、「肘を支点にし…
最近、バックハンドのミート打ちについて情報を集めています。 多数意見 バックハンドは肘を支点にして打つと言う人が多いです*1。支点とは、「てこや天秤(てんびん)などの支えとなる、固定した点」です*2。 つまり、バックハンドは肘の位置を固定して打つと…
最近の練習で気づいたことです。 いままで 筆者はシェークハンドの攻撃型ですが、比較的手元重心のラケットを使い、手の中でグリップが若干遊ぶくらいの感じで握っていました。 ラバーを貼った状態のラケット重量のバランスは、 ttmemorandum.hatenablog.jp …
東京2020オリンピックの全日程が終了しました。 卓球の感想を一言でいうと、「水谷選手凄すぎる」につきます。特に、混合ダブルス準々決勝のフランツィスカ/P.ソルヤ(ドイツ)との対戦は、マンガでもあり得ないと思わせるような大逆転劇でした。 試合…
前回の記事 ttmemorandum.hatenablog.jp の続きです。 少し話がそれましたが、本題に近いところに戻します。 蹴りのタイミング 戸上選手の写真(元記事はこちら) の2番目の写真に、「床を強く蹴る」と書かれています。 右足で床を強く蹴ったら、その反作用…
前回の記事 ttmemorandum.hatenablog.jp の続きです。 本題から少しそれますが、前回予告した、卓レポの記事を読むときの注意点について触れます。 疑問に思ったこと 前回最初に紹介したページの水谷選手の連続写真 の上から3番目の写真には、「左足の蹴り…
前回の記事ttmemorandum.hatenablog.jp の続きです。 今回は連続写真で確認してみましょう。 水谷選手を紹介したページ 前回紹介したこのページに示されている写真を示します。 上から3番目の写真に「左足の蹴りを使ってスイング」と書かれています。しかし…
フォアハンドでボールに威力を与えるために、足の蹴りが大切という話を聞くことがあります。例えば、こことかここに書いてあります。 腑に落ちない点があるので、少し調べてみました。 足の蹴りとは 上で紹介したページには書かれていませんが、足の蹴りとは…
前回は、ムチ動作、二重振り子等についての話をしました。 ただ、もともとの問題意識だった「なぜ一流選手はコンパクトなバックスイングで威力あるバックハンドを打てるのだろう」を説明するには、この2つでは足りないようです。 例えば、ムチ動作の仕組み…
昔から謎に思っているのが、なぜ一流選手はコンパクトなバックスイングで威力あるバックハンドを打てるのだろうということです。 最近の例をあげると、伊藤美誠選手 Embed from Getty Imageswindow.gie=window.gie||function(c){(gie.q=gie.q||[]).push(c)};…
前回の ttmemorandum.hatenablog.jp で情報を探していた際に、別の情報も見つけたので、簡単に紹介します。 こちらは、「一流卓球競技者の肩と腰の可動性が身体移動を伴う場面におけるフォアハンドトップスピンストロークに与える影響」という論文です。2018…
股関節の外旋の話を調べてみたのですが、よい情報が見つかっていません。しかし、その過程で別の情報を入手したので紹介します。 バックハンドドライブの腕の使い方について 見つけたのは、「卓球競技のバックハンドドライブにおける上半身運動の特徴パラメ…
前回ttmemorandum.hatenablog.jpの続きで、股関節を外旋させて構えるとスイングが速くなる(ように感じる)のはなぜだろうという話を、少し調べてみました。 記事『「脱・手打ち」のスイング改造術 Vol.5』 卓球王国2020年4月号で中澤鋭コーチが股関節…
股関節の外旋とは、太腿の前面を外側に向ける動作を指します。こんな動作です。 卓球において、股関節を外旋させていると思われる構えをいくつか示します。 石川佳純選手、平野美宇選手 Embed from Getty Imageswindow.gie=window.gie||function(c){(gie.q=g…
前陣でのバックハンドを強化しようと思い、youtubeで情報を集めていたところ、張一博さん(現琉球アスティーダ監督)がコーチをしている動画を発見しました。 youtu.be 見ていると、7分40秒ころに、「前陣で打つ時に、前に振るより上に振る方が...オーバ…
前回、 ttmemorandum.hatenablog.jp 安定したトスを上げる方法として知られているものをいくつか紹介しました。 その際、いろいろな選手のトスを上げ方を動画で見てみました。 下半身に注目すると、トスの上げ方は、 構えるときに、足を揃えるか前後に広げる…
筆者は、数年来フォアハンドサーブのトスが安定せずに困っていました。ボールを載せた手を上げようとすると、真っ直ぐ上がらず、ボールがどこに飛んでいくかわからないのです。 エンドラインより手前側でずれるだけならまだ対応できても、エンドラインより相…
一般に、ラケットを速く振るほど速い球を打てると言いますが、これが常に正しいのかどうかを疑問に思っています。その内容について書いてみます。 球を打つこと 卓球の場合、手に握ったラケットでボールを打ちます。球を打つことは、ボールという物体とラケ…
以前、フォアハンドのフリーハンドの使い方についての記事ttmemorandum.hatenablog.jpの中で馬龍選手の動きを紹介しました。 今回は、同じ写真でラケットハンドの動きに注目してみました。すると、バックスイング時には、真上から見て体の近くにラケットがあ…
チキータは肘を上げて打てとよく言われますが、肩はどのように使うのでしょうか?
前回ttmemorandum.hatenablog.jpの続きです。 台上処理がうまい他の一流選手の例 フォアハンドの台上処理がうまい他の一流選手のグリップも見てみましょう。まず、この人は外せないでしょう。 水谷隼(Mizutani Jun) Embed from Getty Imageswindow.gie=win…
皆さんご存知のとおり、卓球のシェークハンドグリップは、一般に、 フォアハンドグリップとバックハンドグリップ 浅いグリップと深いグリップ に分類できます。 フォアハンドグリップ/バックハンドグリップの例はこちら(by 卓球三昧さん)、浅いグリップ/…
前回ttmemorandum.hatenablog.jp の続きです。 他の選手の例 フォアハンドが強い他の選手についても見てみましょう。 カルデラノ(Hugo Calderano)選手 Embed from Getty Imageswindow.gie=window.gie||function(c){(gie.q=gie.q||[]).push(c)};gie(functio…
前回ttmemorandum.hatenablog.jp の続きです。 馬龍(Ma Long)選手を例にして、フォアハンドドライブにおけるフリーハンドの使い方について私見(仮説)を示します。 バックスイング まず、バックスイングの際に身体の前にフリーハンドを伸ばします。これに…
先日、「卓球におけるフォアハンド技術の筋電図的研究」という研究報告を見つけました。 20年ほど前の研究ですが、フォアハンドスマッシュについて、熟練者(小野誠治選手*1)と経験者(国体出場経験がある選手等)の筋電図を比較しています。 熟練者と経…